アナログ式診療所|リペア・改造をお受けいたします。

最終更新日:2019年7月9日

東洋医療のように機材の調子を整えていきます。

 年数の経ったアナログ機材は人体にも似ていて、不良部品だけを交換・修理しても全体を整えないと問題が解決しない場合があります。音響工房アナログ式の修理・メンテナンスはオーバーホールが基本となります。これは臓器ごとに専門が分かれている西洋医学ではなく体全体を診る東洋医学の考え方と同じです。
但し、ご希望の声がありましたので部品交換のみも対応いたします。当工房のオリジナル機材を末永く使って頂くことが一番の目的ですので、まずはお気軽にご相談ください)。

 また今井年春が運営していたスタジオOLD LINE Studioでは、APIコンソールを始め、AMPEXやSTUDER等の往年のアナログ名機を揃え、定期的なメンテナンスや調整を欠かさず、リペア・改造等も行って来ました。その経験を活かし、他社製品アナログ機材の修理・メンテナンスも積極的にお受けいたします。ただしアナログ機材はデジタル機材と違い、機材の個性を知り「育てていく」「付き合っていく」感覚が必要となります。同じメーカー、型番であっても1台1台、コンソールに至ってはモジュールの1本1本に個性・特性があるのです。丁寧にメンテナンスしエイジングを重ねていくことで、自分だけの味わい深い音の世界を追求していくことが可能です。それこそがまさに、アナログ音響機材を使う醍醐味。そのためのメンテナンスには相応の時間と手間がかかることも予めご了承頂けましたら幸いです。


治療方法

①相談 まずは製品の写真(内部、外部)を添えてメールにて症状をお知らせください。

 ※図面(回路図)の有無もお忘れなく。

②診断(お見積り)⇒ご依頼(この時点でお支払い頂きます)。

③治療 機材をお送り頂きます(送料ご負担)。

◎基本はオーバーホールです(基本料金:3万円~)。

到着後に製品の蓋を開け、部品の状態等を細かくチェックし、カルテを作成させて頂きます。メンテナンス作業はピアノの調律同様に相応の時間と手間がかかりますので人件費込みであることをご了承ください。
※但し、お急ぎの部品交換のみも対応いたします。(基本料金:15000円~)
オーバーホールとは内部を初期性能に戻すことを指します。外装はオプションになります。

|お見積りの基準|

①治療には(人件賃、パーツ代、テスト及び調整の時間等)が含まれます。

②治療代は前払いです。代金のお振込み完了次第、治療スタートとなります。
(※納期については受注製作の状態によりますので、お問合せください)。

④ 治療完了後、宅配便着払いで発送いたします。

 

【ご注意ください】

機材の規模によって治療代が変ります(基本料金3万円~、部品交換のみは1万5千円~)。
グランド|アップライトで料金差額のあるピアノ調律と同様とお考えください。

メンテナンスの結果しだいでは、治療をお受けできない場合もございますので何卒ご了承ください(オリジナル及び代替えパーツが入手不可能な場合等)。この場合も時間と手間を要しますので診療代(1万円)は発生いたします(残金は返金いたします)。

|改造|

改造希望の機材写真を添えてメールでご相談ください。

打合せ後にメールにてお見積もり概算をいたします。※査定の際に箱を開けます。

 (※査定料1万円+改造料金)

送料ご負担の上、機材をお送りください。到着後に改造料金が決定します。

    ※修理代、改造代が高額になる場合、お支払方法につきましてはご相談に応じます。

④ 機材製作の状況によっては、納期が変動する場合がございます。極力お客様のご要望にお応えいたしますが、納期についてはお見積りの際にあらかじめお問合せください。

⑤  改造完了後、宅配便着払いで発送。

◆改造の内容や機材によっては、蓋を開けてからの判断等も必要となりますので細かくやりとりさせて頂きます。上記はあくまで「基本」とお考えください。

◆改造する機材に故障、パーツ劣化等がある場合は、修理+改造となりますので料金はこの限りではございません。予めご了承ください。

|下取り|※対象は当工房の製品のみ
買い替えの場合に限らせて頂きます。一律1台5000円
原則として当工房の特注品に限り対応いたします。SEVEN LINES、RENEGADE等のOLD LINE初期廉価版、また外観・内部の状態が悪いものは対応できかねますので何卒ご了承ください。

製品の状態がわかる写真を添えてメールにてご相談ください。

 

●制作状況でも納期が変動します。まずはお気軽にメールにてお問合せください。


■修理・改造例 (今までに承った修理例です。写真クリックすると説明が出ます)